クーラント液(切削油)節約の秘訣 |
高価な切削油(原液)をどうしたら減らせることができる?→50%削減成功例 |
それでもまだエジェクターを使い続けますか? |
JPX10Dのメリットは?
エジェクターはクーラント液を製作するのに非常に早く便利です。一般の工場でも広く利用され、手作業に比べて素早く簡単に液の製作ができます。 しかし、出来上がったクーラント液は理想とされる液とは程遠く不満足な問題点があることがわかりました。 そこで小社は問題点を検証し、便利さだけでなく、本当に経費削減に役立っているのか既設導入工場において検証をしていただきました。(岐阜県 E社 NC MC60台) 問題点は以下のとおりです |
※JPX10Dはエジェクターを使用しておりません
エジェクター | JPX10D | 問題点の検証 | |
---|---|---|---|
濃度のバラつき | 大 | 無 | どんなに調整しても不安定 |
濃度の調整 | 有 | 無 | オペレータの不安大 |
価格 | 安 | 高 | メリットで余りが! |
液の撹拌能力 | 不十分 | 微粒子まで撹拌 | 充分に撹拌することで工具寿命大幅に増大 |
人件費 | 随時必要 | 無 | オペレータの負担大 |
原液消費量 | 大 | 50%の大幅削減(※) | 毎日異なるので調整不可 |
工具使用量 | 大 | 20%の大幅削減(※) | 充分な撹拌で驚くほど工具寿命大 |
原液の削減費 (工作機10台) ※削減量はお客様の |
59,400円/月 712,800円/年間 |
既設導入工場から驚きの結果が! |
濃度バラツキの原因 エジェクターは広く採用されていますが大きな問題点は濃度のバラツキです。 どうしてバラついてしまうのか? 構造的なところに問題があるようです。基本的に水道水または工業用水を使用し、その負圧を利用してペール缶、またはドラム缶から原液を吸引し負圧で上昇してきた原液を水と混合し液を作るものです。 バラツキの原因としては、外気温、原液の粘度、水道水の圧力、水温などが相互に影響しているのでたとえば朝、昼、夜ではそれぞれがことなるためバラついてしまうのです。 JPX10Dの製作方法は? こちらは基本的に作り方が異なり、水、原液の体積で液をそれぞれ計測しています。 たとえば体積比で水10Lを計測して置き、一方で原液0.5Lを計測して原液を水の中へ入れ、その後よく撹拌をします。5%液の完成です。 この方法は今まで手作りして作ってきた方法とまったく同じです。 よって環境変化によるバラツキ発生しません。 JPX10Dの何がメリット? 出来上がったクーラント液は2~3日すると上記の方法でも8%位まで濃度が上がってしまいます。 この原因は、水分の蒸発、切粉への付着、ワークへの付着などが考えられます。 JPX10Dにおいては濃度の上昇分をあらかじめ見込んで4.9~4.8~4.7と落として行きます。 2~3日で希望する濃度5%液となります。 この出来上がった液の濃度はほとんど変化がなく、同じ状態を維持しますので月に1度濃度検査を行えば十分です。既設導入工場で同じ条件で計測していますが変わりません。 これで原液50%節約出来ます。 エジェクターではとても真似は出来ません。イニシャルコストでは当初差がありますが人件費と合わせれば1年以内で埋め合わせができ、その後は大きな利益となります。 |
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